2006年も、これまでと変わらず実話怪談本を中心に読み漁りたいと思います。 ……去年は中々新しい本を読んでもUPが出来ない状態でした。 感想文を書くのに、最低2回以上読み直してから細かい部分をチェックし直し て書いています。それが原因で遅くなってし…
今は亡き、同朋舎発行の「怪談叢書」シリーズ。 合田一道氏と友成純一氏の共著書である。…といっても、新耳袋や「超」怖い話のように 「共同執筆」をしているわけではなく「北の幽霊・南の怨霊という、二つに分かれたそれ ぞれのパートをそれぞれが単独で執…
■怪異・妖怪データベースで、そういうことが語られていた。 要約すると「河童=カワウソ=猫」という見間違え&伝承の経緯によるもの、といったところか。 青森と山口の一部地域に伝わっている話らしい(しかし本州最北端と最西端なんだよな)が、これからち…
妖怪雑誌「怪」のレギュラーメンバーである村上健司氏の妖怪スポット紹介本。 このブログで妖怪ものを扱うと、色々な障りがあるらしくずっと我慢していた(笑)一冊。 この本を一言で表すと「妖怪旅本」だろう。 妖怪を種族別で分け、それぞれの伝説などを解…
實吉 達郎:著 不二本 蒼生:画による中国神話世界のガイドブック。 と銘打たれた書籍である。 簡単に言うと、「西遊記」「後西遊記」「封神演義」などに登場した、神仙や妖怪等を イラストと解説でまとめたもの。感覚的に「妖怪図鑑」に近い。 代表的なとこ…
あの「新倉イワオ氏」が帰ってきた。 「あなたの知らない世界」(TVと書籍)で多くの人を恐怖のどん底に叩き落した、あの 新倉氏である。トラウマものの映像や話を未だに覚えていらっしゃる方は多いだろう。 その「あなたの知らない世界」がコンビニ向け書…
えーっと、下の雑談にあったコメントに対する返信です。 コメント欄で答えるより、こちらで書いたほうが見易いかな?と思ったもので。 # 通りすがり 『山口敏太郎氏のイベントに参加って、本当ですか? http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/11198491…
湯本豪一氏による「幻獣(妖怪にあらず)」本。 豊富な図版と的を得た説明文は資料本として役に立つのでは? 1章は「幻獣名鑑」。 「河童・鬼・天狗・人魚・龍・雷獣」などの有名どころがまとめてある。 2章は「予言する幻獣」。 かの「件」や「アマビコ」等…
色々新規に読んだり再読いたしましたので、感想を書いていこうと思っています。 一部は書き進めておりますので、近いうちにUPできるのではないかと。 締め切りのない事なので、いつ、という確約が出来ないのが素人故ですね(笑)。 ・北野翔一氏「本当にあっ…
福澤徹三氏の実話怪談本である。 (メディアファクトリーの「怪談双書」と最近出た「幻冬舎文庫版」の二種類あり。 文庫版は加筆修正あり(一部の話は再取材をしている)) 福澤徹三氏といえば今活躍中の小説家である。 俗に言うホラー小説系や青春小説(真…
某所にて話題になっている「怪談の著作権」。 発端は、中山市朗氏(新耳袋著者の一人)が主催する「怪談夜話」の体験談募集。 『怪談夜話』 怪談夜話自体は、「怪談を聞く側から語る側になりませんか?」というイベント。 事前に打ち合わせをして、壇上で体…
某所で話題になっていたように、某著者のAMAZONレビューが大荒れ(?)ですね。 特定の著者の作品を貶めるようなレビューが連投されたりして、まさに「変なレビュー」 です。(ちなみに、その変なレビューをよく読むと、同じ論旨で似たような文体。複…
いやー、忙しくてなかなか感想文をまとめる事ができていません。 色々出てるんですけどね……。 後、少し書きたいこともありました。 1)AMAZONレビューの問題点 2)実話怪談の話提供者と著作権、及びそれにまつわる事。 この二つは考えている事があるので、…
篠田節子:著。 ……え?何故これが怪談感想文Blogに載るのか? それは「文藝百物語の裏話」が載っているからなのである。 なので、それ以外には触れない事をここに宣言する。 う〜ん、ジハード。 「結界内の愉悦」、これがそのエッセイのタイトルだ。 そ…
第三回ビーケーワン怪談大賞の選評が発表されました。■ここから■ なるほどなるほど。 皆さんの選評はいかがですか?
以下は、■ビーケーワン怪談大賞ブログより転載。 たくさんのご応募ありがとうございました。 厳正な選考の結果、受賞作が決定致しました。 大賞受賞作は『幽』誌上で紹介予定です。 選考の模様を収めた記事は後日公開致します。 【第3回ビーケーワン怪談大…
夏にもなると(今や季節問わず、といった趣だが)コンビニに怪談書籍を始めとして、様 々なオカルト系の商品が並ぶ。 少し前には「食玩扱い」のCDや怪談付きのキャンディーもあったが、今のトレンドはD VD付きの雑誌らしい。 値段も手頃で手を出し易く…
学研から刊行された、怪奇探偵・小池壮彦氏の単行本である。 購入後、何の予備知識もなしに中をパラパラと確認したら、少し驚いた。 何に驚いたかと言うと「フォントの大きさ」にである。 「異界の扉」の時もそう思ったが、今回は更にそれが顕著なのだ。 フ…
「真夜中の手紙 怪奇探偵の超常レポート」 小池壮彦 書店にて回収して参りました。 去年出た「異界の扉」の続刊というか、まったく別と言うか。 学研「ムー」に連載されていたものに、書き下ろしを加えたもの……かと思います。 ぱらぱらっと見たところ、 『物…
本日が締め切り日ということもあって、一気に投稿が増えました。 うーん、これは凄い。 第一回と第二回の選評を読むと ・こわいもの ・文学的なもの など、怪談大賞らしいポイントで選ばれています。 『幾つも送らず、二つくらいを送れ』という意見もありま…
■第三回ビーケーワン怪談大賞 今、ビーケーワンで「怪談大賞ブログ」なるものができております。 怪談好きには要チェックなブログ(笑)かと思うのですが、いかがでしょう。 創作・実話、未発表なら構わない、というレギュレーションですので、中には 『新耳…
平谷美樹氏の「百物語」もこれが最後…らしい。 第五夜があるとすれば、他の人が書くことになるだろう、という事だが……。 とまぁ、第四夜も青天の霹靂というか、出たこと事態が驚き。 こういった「次はやりません」という宣言を信用してはいけない、というこ…
・百物語 第四夜 ・ふりむいてはいけない ・怪奇巡礼DVD ・妖怪ウォーカー百物語は「あやかし通信」と合わせて紹介…かなぁ。 怪奇巡礼DVDは小池氏が大きく絡んでいるのがナイス。 妖怪ウォーカーは…今頃感がありますが(笑)。 書店に行ったら、いくつ…
……実は、感想文の中からカットした部分がある。 書いている内に、ちょっと思ったことがあった。 それは感想というより、まったく別の方向に行ってしまった内容で(笑)。 なので、カットしたのだが、ここに加筆・再編集してUPする。 これも一つの意見、と…
最終巻であるこの「弐」では、水木しげる大先生(おおせんせい、と読む)の「妖怪論」 の一端に触れることが出来る。 詳しくは読んでいただくとして、簡単にまとめると、 『妖怪≒霊≒神≒精霊』 ということらしい。 精霊と書いて「カミ」と読む。 すなわち「妖…
現代の妖怪(←褒め言葉)、水木しげる大先生のコミック。 あの『稲生物怪録』をベースに、水木ワールドを展開する怪作である。 何故今頃取り上げるのかと言うと、ここには水木大先生の「妖怪・精霊・神」の捉え方の 一端が垣間見える良作で、是非紹介してお…
ちょうど、小池氏の『心霊写真』感想を書いたので、ついでに。 TVとかで心霊写真を扱ったものがある。ついこの間も2年ぶりに心霊写真モノをやった 番組があった。こういう番組は大好きなので(笑)笑って観ていたが、ふと「これを信じ ちゃう人いるんだろ…
2005年6月に増補版である「心霊写真 不思議を巡る事件史」が出たので、紹介する のいいタイミング(笑)、ということで感想です。 最初に出た「心霊写真」(宝島新書版)は2000年の2月24日が第一刷発行日になっ ている。それから5年と少し経っ…
実は最近『小説家が書く実話怪談もの』に興味がある。 怪談専門外の小説家が書いた実話怪談というのは、結構面白いと思うのだ。 意外とシンプルに「あったこと・訊いた事」を書き綴っているので、さらりと読めてしま う。けれど、シンプルな分、逆に恐怖度が…
シンプルにしてみました。 注釈・コメント・トラックバックが少し煩雑な感じがしますが、 これはしょうがないですね……。